歯学部受験の特色と対策
2009年度 歯学部入試結果について
歯学部入試は、いよいよ全入学時代にさしかかってきました。多くの大学で倍率が1倍に近づいています。一般試験で倍率が2倍を超える大学は、東京歯科大学、昭和大学、愛知学院大学、大阪歯科大学の4校で、1.5倍以上の大学をあわせても8大学しかありません。(表1参照)これは後期試験でも同じで、2倍を超えたのは、東京歯科大学の6.8倍、日本大学松戸歯学部の2.1倍、昭和大学の2.3倍、日本歯科大学の4.9倍、日本歯科大学新潟生命歯学部の2.0倍、愛知学院大学中期の4.8倍と後期の6.2倍に留まっています。ここ数年の傾向というよりも、2009年度で急に下がったようです。ここにあげた数値は、ほとんどが合格者数であることを考えると、入学した学生の数はもっと少ないはずです。原因はいろいろあるのでしょうが、とりあえず受験する立場からいえば、楽になったことに違いはありません。この傾向は2010年度入試でも続くと考えられます。
東京都内の上位校、東京歯科大学、昭和大学と、中部の愛知学院大学は、まだまだ倍率は低くはありませんが、試験を複数回行うので、何回か同じ大学を受験することで、合格する可能性は高くなるでしょう。大阪歯科大学は本試験だけで、合格者数ではなく入学者数で発表されているので、私立歯学部のなかでは合格しにくい大学と言えるでしょう。
医学部の受験生で、歯学部を滑り止めで考えている方は、とりあえずセンター出願を考えることをお勧めします。面接や小論文などの試験日程が2月に入ってからの大学が多いので、その時点で医学部の入試状況によって判断することができます。また、後半に行われる試験でも十分合格する可能性はあるので、あわてて出願しなくても大丈夫です。センター出願ができない大学は岩手医科大学、奥羽大学、明海大学、日本大学松戸歯学部、神奈川歯科大学、大阪歯科大学の6大学のみで、それ以外の大学ではセンター出願が可能です。