薬学部受験の特色と対策 | 医学部受験なら予備校へ!東京医進学院

薬学部受験の特色と対策

2009年度 薬学部入試結果について

2009年度入試ではついに24の私立大学が定員割れになりました。全私立大薬学部の42.1%に相当します。必ずしも一様ではなく、慶應義塾大・東京理科大・立命館大など今後の入試では十分に定員を確保しそうな大学も含まれてはいます。一方、複数年連続で定員を満たしていない大学や定員の7割にも届かない大学もあります。今年度入試では入学者数が定員の半数を割った大学が3校ありました。それぞれの大学で入学定員を削減するなどの対策が講じられています。また、入学定員を1割以上超の充足率で確保した大学も14校(24%)あり、大学間の格差も次第に鮮明になってきています。

受験勉強をきちんとしている受験生にとっては広き門でしょう。ただし、一部の人気のある大学では、高いレベルでの激戦であることは以前と変わらないことも確かです。

定員の充足率は、受験生の大学選択において大きな意味を持つものでしょう。

生き残りをかけた薬学部

6年制導入の最初の卒業生(2006年度生)が4年制学部から飛び立とうとしている今、「薬学部」が迷走しています。なかなか長いトンネルを抜け出せない国内経済、少子高齢化の大きな流れ、大学全入時代の中で生き残りをかけた薬学部(薬科大学)の新設、「登録販売者」制度の導入など、「薬学部」を取り巻く環境は厳しさの度合いを増すばかりです。殊に、私立大薬学部には、あの手この手で受験生(入学者)の確保に躍起になっているところもあります。国家資格である薬剤師の養成をひとつの使命としている大学では、今後も、薬剤師過剰の不安や薬剤師の待遇に対して、行政との対話の中で、解決策が求められます。その動向は、大学受験希望者の学部選択に少なからず影響を及ぼしていくでしょう。

しかし、「薬学」は医療において決して欠かすことのできない分野であることもまた真実です。今年6月の改正薬事法の施行で第1類医薬品に分類された医薬品を販売することができるのは薬剤師であり、一部の大学では内部改革によりチーム医療のひとつの核として薬剤師が活躍するという場面も増えてきているようです。「薬剤師」の国家資格が決して軽んじられていないことが容易に理解できる一例でしょう。