入試情報

Vol3 医学部の小論文 その1

医学部小論文のポイントをわかりやすく解説

こんにちは!
東京医進学院で医学部の二次試験対策を担当している、中森と申します。
このコーナーで、医学部の二次試験対策コラムを書かせて頂いております。

さて、今回と次回は二回にわたって、「医学部の小論文」についてお話しさせて頂きます。

医学部小論文のポイント

医学部入試で課せられる小論文は、論理的な思考の流れができているか、内容と形式ともに読み手にとって分かりやすい文を作れるか、という一般的な小論文でも求められることに加え、医師としての資質の有無も問われます。そこで、以下ようなポイントに分けて、ご自身が書いた文をチェックすると良いと思います。

それでは、一項目ずつ見ていきましょう。

技術上の問題

小論文を書くうえで基本となることですが、以下のポイントについて、ご自身が普段意識しているか確認してみてください。

特に強調したいことは、大前提として「字を丁寧に」書くこと。美しいか否かではなく、「読んでいただく」という気持ちで丁寧にかけているかどうかです。
「字が汚いから・・・」と思われている方も、丁寧に書けば気持ちは伝わります。採点者も人間ですから、丁寧な字と乱雑な字で印象が変わってしまうのは当然ですよね。

また、常体(だ、である)と敬体(です、ます)は、「まぜるな危険!」です。
小論文の場合、ふつうは常体で統一します。
しかし、以下のような話し言葉は気を付けましょう。
しゃべる→話す
やる→する
なので→したがって

技術上の問題は、「作法」のようなものですが、伝わりやすい文を書くためのものですので、注意しておきましょう。

論理上の問題

小論文はあくまで「論文」であって、「随筆」とは異なります。
感情的な内容を一方的に述べるのではなく、客観的な表現を用いて、論理的な流れの中で、自らの主張を読み手に伝える文でなくてはなりません。
そこで、以下の点に気を付けて書くようにしましょう。

特に前後関係が不明だと、言わんとしていることは伝わりません。以前、大学の入試担当の方とお話ししたら「まるで詩を読まされている気分になるものもある」とのことでした。
また、重複にも気を付けてください。書くことないから同じこと何度もしつこく書く方がいらっしゃいますが、読みづらいうえに中身が薄くなってしまいます。
必ずしも、採点者をうならせるような、立派な内容である必要はありませんが、言いたいことが伝わりやすいように書くことが大切です。

資質上の問題

これは医学部生、ひいては医師としての資質が問われるポイントとなります。

例えば、「題意との非対応」、つまり出題者の指示を無視した内容を書いてしまうことですが、このような文を書いてしまうと「普段人の話を聞かない学生なのではないか?」「大学に入っても指示を守れないのではないか?」と思われてしまいます。
その他のポイントも、「この学生は大丈夫だろうか?」という懸念を生んでしまいかねないので十分気を付けてください。
「他の人と違ったことを書かないと目立たないのではないか?」
と思われている方もいらっしゃいます。ですが、想像してみてください。個性的でキャラクター豊かな人物と、地道で真面目にコツコツと仕事のできる人物とでは、どちらが医師にふさわしいか、わかっていただけると思います。



丁寧に・論理的に・誤解を生まないように小論文を書くようにしてくださいね。
この意識は、将来患者さんを前にして、説明をする側になったときにとても大切なことでもあります。

さて、次回は、「小論文の問題形式」について書かせて頂きます。
今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。



入学願書の書き方など、ご質問・ご相談のある方は、お気軽に下記まで御連絡下さい。

東京医進学院 三鷹校(医学部専門) 中森

TEL. 0422-52-1855